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読了:無気力探偵~面倒な事件、お断り~

無気力探偵~面倒な事件、お断り~
楠谷 佑 (著)

「事件らしいけど、俺は早く帰りたい」
究極にやる気のない探偵現る!
高校生の霧島智鶴はどんな無理難題も解決できる天才だが、最大の欠点は、究極に無気力なこと。
そろそろ進路も考えねばならず、労力を使わず頭脳を働かせるだけで稼げる仕事はないか?と考える日々。
そんな彼のもとに失敗で現場捜査を外された落ちこぼれ刑事・熱海や、同級生でちょっとオタクな揚羽、女の子によく間違えられる柚季らが次々と事件を持ち込む。
ダイイングメッセージの謎、豪邸にある壺のすりかえ事件、誘拐、さらには脱出ゲームでの事故…などの謎を解くため、彼は仕方なく事件に挑むが―?
動きたがらない彼をなんとか現場に連れ出す刑事や友達の苦労も見どころ!
やがて、明かされる切ない過去とは――。

実は最初の事件で犯人を簡単に特定してしまったため、この程度の謎解きなのか?と、先のストーリーへ進むべきか迷いました(犯人が早々に明らかになる物語は魅力に欠けますからね)。
しかし、この事件の犯人がすぐに判明したのはあくまでも私の年齢のせい(*)。私の推理力が優れていたわけではありません。

実際、他のエピソードでは誰が犯人なのか?という興奮を抱きながら読むことができました。
特に、智鶴の過去が明らかにされる出来事(ストーリー展開)に、私は強く引き込まれました。

第2巻
無気力探偵2~赤い紐連続殺人事件~ も引き続き読みたいと思います。

(*)の説明。ここから先は軽いネタバレを含みます。

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